外壁塗装に必要な期間
と思った時、外壁塗装の費用も気になりますが塗り直しにかかる期間も気になりますよね。
特にお隣の住宅との距離が近い場合には、外壁塗装の臭い、足場を組むときの音、塗料の飛散など、いざ外壁塗装を具体的に考え始めると何かと気になってくると思います。
一戸建ての場合、ご近所さんとは顔なじみの場合も多いとは思いますが、それであってもやはり気を遣うものです。
ましてご近所さんとあまり仲がよろしくない場合には、さらに気を揉むこともあるのではないでしょうか。
外壁塗装、やる必要があるなら出来るだけ早く終わって欲しい。
実際、外壁塗装に必要な期間はどれくらいの日数なのでしょうか。
外壁塗装に必要な期間、どれくらい日数がかかるのか、といったことについて掲載をしています。
一戸建ての外壁塗装にかかる期間は、10日~14日程度
外壁塗装に必要な期間ですが、一戸建て、アパート、マンションとでは必要な日数が異なります。
塗装面積が大きくなるに伴って、必要な日数も長くなっていきます。
一般的な戸建ては30坪~40坪ですが、この大きさの戸建ての外壁塗装をした場合には期間としては10日~14日程度となります。
実際に作業にあたる職人さんは2名~3名が多いでしょう。
職人さんの人数が多いほど同時に複数箇所を塗装できますから工期は短くなります。
ただその分、人件費が高くなります。
見積もりの際に職人さんの人数に融通が利くようでしたら、希望と照らし合わせて見積もりを出してもらい、費用を検討されると良いでしょう。
アパートの外壁塗装にかかる期間は、10日~14日程度
アパートの場合、戸建てよりも塗装面積が大きい場合には多少は必要な期間が長くなることもあるようですが、50坪~60坪といった場合であれば戸建てとあまり変わらない期間で外壁塗装が完了出来る可能性が高いです。
ただし、天候によっては塗装が出来ない日などもあります。
余裕を持ってかかる日数を見る場合でも、3週間ほど見込むようにすれば良いでしょう。
マンションの外壁塗装にかかる期間は、10日~14日程度
マンションの場合には戸建て、アパートと比較をして長期間必要になります。
マンションの規模にもよりますが、50戸以上の規模の場合には2~3ヶ月ほど期間として見込むことが必要となります。
足場を組む日数、職人さんの待機場所、仮設トイレなど多くの手間が発生します。
もしマンションに住んでいて外壁塗装が始まるとした場合、2,3ヶ月はかかると考える必要があります。
外壁塗装に必要な期間、天候による影響も大きい
外壁塗装には適した時期があります。
また実際に作業が始まった後でも、雨など天候により温度、湿度などの影響で塗装が出来ないこともあります。
基本的には「雨の日は塗装はお休み」です。
朝、作業スタート時に曇りで途中から雨が降ってきた場合も、作業途中でストップとなります。
というのも、外壁塗装・屋根塗装では完全乾燥させることが絶対条件となるからです。
塗装場所の気温が5℃未満、相対湿度が85%以上もしくは換気が適切でなく結露する等によって塗料の乾燥に不適切な場合は、原則として塗装作業に着手しない
といったことが塗料メーカーからも施工上の注意事項としても明記されています。
期日が延びると困るから、と無理に塗装をお願いすると失敗の原因になりかねません。
外壁がすぐに剥がれるといった可能性があります。
外壁塗装にあたる現場の職人さん判断にお任せすることで、ベストな塗装を行ってもらえるようにすることが大切といえます。
外壁塗装の流れ
外壁塗装の工程について
外壁塗装の流れについても予め抑えておきたいですね。
何日目にどういった作業工程が行われているかを知ることで、作業の進捗も理解しやすくなります。
1日目 挨拶・足場設置・保護シート設置
外壁塗装が始まる前に、出来ればご自身でも挨拶回りをするようにします。
優良業者の場合には業者さんの方でも挨拶回りをしてくれることも多いですが、ご自身でも挨拶周りをすることでトラブルを未然に防げる可能性が高くなります。
業者任せにしないことで誠意を伝えることが出来ます。
もし不在であった場合には、時間をおいてまた伺うといったことも大切です。
外壁塗装で発生する、悪臭、足場による騒音、塗料の飛散などが原因となるトラブルも可能性があります。
挨拶回りも何もなくいきなり臭いな・・・と思ったら外壁塗装が始まっていた、としたらやはり印象は悪いですね。
また1日目に屋根塗装、外壁塗装のための足場を組む事になります。
足場を組む音が騒音としてトラブルになる可能性もありますので、しっかり挨拶回りをして伝えておくようにしましょう。
また保護シートを設置して塗料が飛び散らないように防ぎます。
2日目 外壁・屋根の洗浄
外壁塗装を行う前に外壁、屋根の汚れを洗浄します。
汚れ、カビ、苔、藻などを高圧洗浄により洗い落とします。
丁寧に汚れを落とすことが重要ですから、細かい部分や高圧洗浄で落ちない汚れ、カビなどに関しては手作業で行うことになります。
3日目 養生・下地調整
実際に外壁塗装を始める前に下地処理があります。
ひび割れ(クラック)を埋めるための補修、コーキング工事、その他パテ埋めなど、いずrめお塗料を壁に付きやすくし安定させるために重要です。
下地処理は外壁塗装を行う上でとても重要な工程となります。
見積もり書に「下地調整」「ケレン」などの工程がしっかり含まれているかは確認しておきたいポイントです。
また玄関や植物、室外機、自転車など塗装をしない部分に塗料が付かないように養生を行います。
4日目 下塗り(外壁塗装)
いよいよ外壁塗装が始まります。
外壁塗装は基本的には3度塗りです。
まずは下塗りが始まります。
下塗りは、中塗り・上塗り塗料がしっかりと壁に定着するようにするためのものです。
外壁の状態によっては2回、下塗りを行うこともあります。
見積もり書には「シーラー・フィラー」といった記載がされることが多いです。
外壁塗装の見積りを出してもらう際、覚えておきたいポイントです。
5日目~9日目 中塗り・上塗り、屋根塗装
下塗りが終わった後、中塗り・上塗りでもそれぞれ1日工程を取ることが一般的です。
しっかり乾燥させることが重要となります。
また後半で屋根塗装を行うケースが多いでしょう。
屋根の塗装も3度塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が基本となります。
10日目 点検、手直し
作業が終了したら、職人、塗装業者による自主検査があり手直しが必要であれば行われます。
施主も一緒に行う施主検査も行い、気になる箇所が見つかれば手直ししてもらうことになります。
後から手直ししたい箇所が見つかった場合どうするか、といった保証期間などについては見積もりの際に確認しておきたいポイントです。
11日目 足場解体・撤去
作業が終了したことを確認師、足場・シートを解体し撤去となります。
足場を解体するときは組立時と同様に騒音が出ることから、事前の挨拶回りはとても重要といえますね。
様々な条件により、外壁塗装の日数が延びたり、場合によっては1日程度短縮されることもあるかもしれません。
ただし、あまりに塗装の工期が短い場合には洗浄や下塗りなど手抜きをしている可能性も疑われます。
相場よりも格安の場合、いずれかの工程を手抜きをして費用を削っている可能性もあります。
また足場代も無料ということはありませんから、足場代無料でやらせてもらいます!といった業者にも注意が必要です。