窯業系サイディングの外壁塗装
窯業系サイディングは戸建て住宅の約8割のシェアを占める外壁材ということです。
注意点としては、窯業系サイディングはメンテナンスありきを前提にした外壁材であるということ。
適切な時期にメンテナンスする必要があります。
紫外線、雨、風、雪などの影響を受けて劣化が生じてしまいます。
メーカーにも外壁材(窯業系サイディング)のメンテナンスとして推奨時期が掲載されていますが、戸建て住宅の外壁の状況(劣化)によってはそれよりも早い時期にメンテナンスが必要になることもあります。
窯業系サイディングの外壁塗装では注意点が多々あります。
そのため、しっかりと窯業系サイディングの知識、塗装経験がある業者を選ぶ必要があります。
窯業系サイディングの外壁、塗り替え時期
窯業系サイディングの外壁の塗り替え時期ですが、種類により異なりますが大体、
- 新築から7年~8年前後
- 外壁塗り替えから10年~15年前後
といった時期が目安となります。
定期的に外壁の劣化状況をチェックすることが必要ですね。
窯業系サイディングについて
窯業系サイディングは原料の約80%がセメント、残りの20%が繊維質・増量材で作られており、様々なデザインを作る事ができるのが特徴です。
セメントが混ぜられているため、地震や火災にも強い特徴があります。
工期が短い事、価格帯も色々とあるために選択肢が豊富な事もあり新築、リフォーム時に人気の高い外壁材となります。
住宅メーカーから窯業系サイディングを勧められて決めた、という方も多いのではないでしょうか。
素敵なデザインの外壁が多いからこそ、適切な時期に外壁塗装などメンテナンスをすることがとても大切ですね。
サイディング=メンテナンスフリーではありません
サイディングはメンテナンスフリー、というイメージをお持ちの方もいるようです。
しかし、サイディングの外壁も定期的なメンテナンスが必要です。
外壁塗装も劣化状況に応じて行わないと、大切な住宅に致命的なダメージを与えてしまう可能性があります。
そうなってからでは大きな費用がかかってしまいます。
外壁塗装は確かに100万円前後のお金がかかりますから、出来るだけ後延ばしにしたい気持ちも分かりますが、適切な時期に塗り替え、シーリングの補修などを行う事で結果的には安い費用で長持ちをさせることにつながります。
窯業系サイディング塗装の種類
塗り潰し塗装
単色、一色塗の塗装方法です。
多彩色塗装
2色以上の色を使う塗装方法です。
サイディングの形によって、様々な種類の塗装方法がありシーリング目地にも多彩色塗装を施す場合、目地が目立たなくなりとてもオシャレな外壁となります。
クリヤー塗装
元のサイディングのデザインを復元することができる塗装です。
透明の塗料を塗り光沢を出します。
窯業系サイディングの外壁塗装、人気なクリヤー塗装
窯業系サイディングの外壁塗装では、模様をそのままに綺麗にしたいという方も多いと思います。
しかし、外壁の点検の結果、サイディングが劣化している場合にはクリヤー塗装をすることが出来ない場合もあります。
サイディングの模様を活かしたまま外壁塗装をしたい場合には、早めの時期に外壁の塗替えを検討された方が良いでしょう。
クリヤー塗装を選ぶことが出来ない場合には、先ほどの塗装の種類であったような、
- 塗り潰し塗装
- 多彩色塗装
を選ぶ事になります。
ただし、多彩色塗装は塗装業者によっては対応が難しい事もあるようです。
窯業系サイディングに知識があり、外壁塗装の実績もある塗装業者選びが重要となります。
シーリングの補修が重要
外壁塗装の際、同時にシーリングの補修も重要な作業です。
下地処理の際、しっかりとシーリング処理が行われているか、施主の目からもチェックされると良いと思います。
- 打ち増し
- 打ち替え
の補修方法があります。
特に初期のサイディング時期には、水性アクリル系のシール材が使用されていることがあり、劣化が進行しやすい状況です。
もし、目地部にひび割れを発見した場合には、早急に外壁塗装を検討する必要があります。
住宅を長持ちさせるために特に重要なのは、
「防水性」
となりますから、シーリングの劣化状況は定期的にチェックされることをおすすめします。
窯業系サイディングの外壁塗装に失敗しないために
窯業系サイディングという戸建て住宅はたくさんあると思います。
そのため、どの塗装業者も施工実績があり安心、といったわけではありません。
サイディングの塗装に関しても施工する塗装業者には、技術と経験が求められます。
サイディングに合わせた施工方法を適切に選ぶことが出来る業者を選ぶ必要があります。
外壁塗装後、耐用年数を待たずに劣化するケースも考えられますので、出来る限り経験豊富な優良塗装業者に依頼をしたいですね。